黒沢湿原に行ってみよう!

黒沢湿原は、徳島県三好市池田町漆川にある湿原である。
四国の湿原としては、唯一、環境省による日本の重要湿地500に選定されており、その重要さが窺える。

湿原を知る

 黒沢湿原は、標高550 mの山間に位置する湿原である。
南北方向に2 kmほど、幅100~300 m程度の広さである。
四国で最大級の湿原であるとともに、四国で唯一環境省の重要湿地500に選定されている湿原である。

湿原内の野鳥観察小屋から。周辺を丘や山に囲まれているのが分かる。

 1960年頃までは水田として利用されていたが、放棄された結果として、湿原植物が広がった。
1965年にサギソウをはじめとした植物群落が、徳島県の天然記念物に指定された。
湿原の少ない四国において、これほど素晴らしい湿原が保護されていることは、素晴らしいことだ。
このような湿原成立の経緯は、新潟県阿賀村のたきがしら湿原と似ている。

 サギソウの生息地として保護された黒沢湿原は、現在も様々な動植物の生息地となっている。
残念ながら、野生のサギソウは絶滅してしまったようだが、それでもトキソウやヒツジグサなど多種多様な湿原植物がこの地に暮らしている。また、50種以上のトンボやメダカやドジョウなども生息し、動物たちにとっても貴重な水系環境として利用されている。

 2013年4月に地元の有志による「黒沢湿原を守ろう会」が結成され、湿原の保護管理や自然観察会などが行われており、地元からも愛される良い湿原だ。

湿原を巡る

9月

夏の終わりを感じさせる青空と湿原の緑が美しい。

9月でも花や動物を色と見ることができた。

キセルアザミ

ヒツジグサ

ニホントカゲの幼体

詳細は以下の記事をどうぞ。

装備・体力・スキルについて

木道がしっかりと整備されており、スニーカーでも問題なく歩ける。
危険箇所はない。

生息する生き物について

花については、非常に丁寧に季節が示された看板がある。

動物については、トンボが数多く生息している。

季節ごとに様々な花やトンボが出迎えてくれる。

湿原を訪ねる

アクセス

井川池田ICから36分

天気

黒沢湿原の天気はこちらからどうぞ!

施設: トイレ駐車場食事

トイレは、駐車場をはじめ、3ヶ所にある

駐車場は、非常に広い。

関連サイト

黒沢湿原を守ろう会HP

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