
秋田県にかほ市にある獅子ヶ鼻湿原を訪問した。
獅子ヶ鼻湿原は、2021年7月に訪問しており、真夏にも関わらず、凄まじい水量が流れていたことに驚いた記憶がある。
今回は、雪溶け間もない時期にあたるので、どのような風景が見られるのか楽しみだ。
探索
駐車場は、割と空いている。

散策開始。

若いミズバショウが、道の端に咲いている。


散策路の地図。複雑ではないので、これをスマホで撮っておけば迷わない。

新緑のブナの道を進む。

夏にはなかったような小川が。

水の音がすごい。

奥に進むにつれて、残雪が現れてきた。

新緑が美しい。天気が良ければ木漏れ日も楽しめそうだが・・・

あいにくの曇り空なので、淡々と進んでいく。

まだ新そうな雪もある。
さすが秋田の山間。5月の頭でも普通に雪が降るのか。

雪解けの川だろうか。

まもなくメイン部へ。

入り口付近と比べると、やや成長したミズバショウ。
この辺りの方が暖かいのだろうか。

と思ったら、小さいミズバショウたちもいる。
同じエリアで、成長段階の異なるミズバショウがいるのは、なぜなのだろうか。
標高差もさほどないので、大きな環境の違いがあるとは思えない。
周辺の水の温かさなどが関係するのだろうか。

お気に入りの一枚。
森から流れ出てくる川は魅力的だ。

ここ獅子ヶ鼻湿原は、一般的な湿原とは一線を画する水量を誇る。
湿原というよりは、沼のような雰囲気がある。
しかし、水は一方向に絶えず流れており、不思議な感覚に陥ることになる。

進むにつれて、足場が悪くなる。

ここは、湿原っぽい雰囲気。
この地域は、あがりこ大王に代表される奇妙な形のブナが知られるが、このブナたちもだいぶ奇妙な形だ。

さらに進むと、ついに残雪が道を埋め尽くす。


最奥あたりまで来ると、水源から遠ざかっているのか森のような雰囲気に変わる。


水路に到着。


水路周辺にもミズバショウが見られる。

水門によって、水量をコントロールしているのだろうか。
ここの水門の開け閉めにより何がどのくらい変化するのか気になるところ。

この辺りは、どこを見ても水が溢れ出ている。


最後に鳥海マリモが生息する場所に着いたが、今回もどれが鳥海マリモなんだかさっぱり分からなかった。


最後に、風景とこの時期の花たちの写真で締める。





まとめ
初めて春の獅子ヶ鼻に訪れたが、非常に良いシーズンだと思う。
新緑のブナや若々しいミズバショウを楽しめるベストシーズンと言える。
ただし、積雪が残っていて、足場が悪いので、しっかりと対策していくべきだろう。
大量の水が流れる音を聞けるのは、この湿原の最大の特徴と言える。
鳥海山から湧き出る膨大な水量に支えられる美しい湿原にぜひ訪れてみてほしい。
湿原情報
!獅子ヶ鼻湿原を訪れるなら、以下の記事もどうぞ