春に出会える植物

春の湿原を旅すると様々な植物に出会う。
ここでは、春先の湿原でよく見かける花を中心として、植物たちを紹介していく。

水辺に咲く植物

水が豊富な環境にのみ生息できる植物で、湿原に特有の植物が多い。

ミズバショウ

白くて美しい花が特徴的な植物。
湿原で最もメジャーであり、シーズンを外さなければ、見ることは難しくない。
尾瀬などの有名な湿原から、各地域の一角にある小さな湿地にも広く分布する。
平地では、3月下旬から4月上旬に見頃となる。
高山地帯などの気温の低い地域では、6月頃に見られる。

水の周辺に生息するので、春先の雪解けで灌水される湿原では、たくさんのミズバショウが咲いている。
数株のまとまりが、たくさん咲いている印象があるが、右図のように塊になることもあるようだ。

視野を埋め尽くすほどに咲き乱れる様子は、圧巻である。
独特の匂いがあり、群生地はミズバショウの匂いがする。

ザゼンソウ

ミズバショウと対照的なワインレッドの美しい花が咲く。
ミズバショウと似た環境に生息するが、見られる地域は少ない。

リュウキンカ

ミズバショウなどと似たような環境に見られる。
黄色い花が印象的で、可愛らしい。
流水のある場所に咲く印象がある。

暖かい日には、チョウが訪れる。
ミズバショウと共演。
群生地。一面が黄色く染まる。

ニリンソウ

流水エリアの周辺に咲く白い花。
群生しており、一面が白い花に覆われる。

やや乾燥したエリアに咲く植物

やや乾燥した環境に生息する植物で、湿原など水源の近くにある林で見られる。
雪の多い地域では、炉端などでも見られる。

フクジュソウ

春先に咲く大きくて黄色い花。
湿原を華やかに彩り、春の訪れを感じさせてくれる。
雪の多いエリアなら、湿原以外でも見られる。

キクザキイチゲ

湿原に向かう林道などに咲いていることが多い白い花。
あまり密生している印象はないが、日陰の多い林などでよく見かける。

カタクリ

林などによく見られ、紫色でうつむいた花、斑の入った葉が特徴的である。
日陰の多い林の斜面によく見られる印象がある。
片栗粉は、かつてこの植物の根から作られていた(現在は、ジャガイモの由来)。

乾燥したエリアに咲く花

乾燥したエリアでも育ち、湿原に向かう途中の林道や豪雪地帯の路肩などで見られる。

ショウジョウバカマ

線香花火のような独特な形をした花が印象的である。
低山の斜面などに見られる印象がある。

フキノトウ

豪雪地帯の春先には、どこにでも見られるほどに咲く植物。
この状態からあっという間に成長し、綿毛を作る。
蕗味噌や天ぷらなどにすると絶妙な苦味がおいしい。
春先の道の駅などに並んでいるとついつい購入してしまう。

コゴミ

春先にニョキニョキと顔を出してくるシダ植物。
巻いている状態がどんどん開いて伸びていく。
天ぷらにするとおいしい。
春先の道の駅などに並んでいるとついつい購入してしまう。

まとめ

春の湿原は、様々な植物に彩られる。
なんとなく探索するのも面白いが、知識が増えていくほどにその奥深さは増していく。
まずは、1つでもいいので覚えていくことで、楽しみの幅は広がっていくだろう。

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