2023.12.6 小田貫湿原 by ゲンヤさん

北海道の湿原訪問記事を投稿してくれたゲンヤさんが冬が訪れた小田貫湿原の探索記を書いてくれてました!

それでは、ゲンヤさんの記事をどうぞ!

はじめに

先日Nikeさんの推薦 初冬の富士山の静岡側 麓の「小田貫(こだぬき)湿原」に行って参りました。

田貫湖湖畔の道も歩きましたので、重なりがありますが公開資料等から成り立ちを引用して少々書いてみます。

小田貫湿原について

富士箱根伊豆国立公園(富士山地域)の第2種特別地域に位置し、富士山麓に残された。

数少ない湿地の一つです。

田貫湖の北側、標高700mに位置し、基底には古富士泥流が分布し、この上を新富士火山新期の国土層(クロボク)が一面を覆っています。

この上を湿原特有の植物や多種のトンボや蝶などが生息しており、環境省「重要湿地」に選ばれいます。圓路は一周900m、30分ほどです。

規模は小さいが富士山西麓では唯一の残された湿原であり、田貫湖北岸に全体で1.75haあり、大小の小池が125あまり点在していると記されていますが、乾燥が進んでいると思われます。

探索

▼バスを降りて湖畔から見る最初の景色。

静岡側からの初冬の富士山。

深く切れ込んでいる谷筋が大沢崩れ。痛痛しいです。

田貫湖より富士山

▼田貫湖畔を富士山、釣客を眺めながら暫く歩いて小田貫湿原への檜の林道に入ります。

檜は針葉樹で所々木漏れ日はありますが、薄暗い感じの林道。

今日は快晴なので写真の通り明るい林道です。

小田貫湿原への林道

▼林道から湿原への道。まわりの落葉樹の木々は葉を落として紅葉も終わりました。

小田貫湿原入り口

▼手前の東屋の先より湿原散策の木道が真中を突っ切っています。

湿原への木道

▼湿原内のアシ、イタドリ等の草紅葉の合間に池塘が数ヶ所見えました。

市の航空写真では20ヶ所近くあるようです。

古富士の噴火が起源ですとかなり古い湿原です。

池塘 草紅葉

▼湿原の中央部から富士山を撮りました。

周囲は針葉樹の人工林多いので、ある時期周辺はかなり開発された様に思えます。

送電線が折角の景色を?

湿原から富士山

▼初冬の今は、湿原にどんな花が咲いていたのか案内板で確認したします。

ツリフネソウ紅紫色 ノハナショウブ赤紫色 アサマフウロ紅紫色

▼湿原が森林帯に変わる乾燥地に薄(ススキ)の群生

湿原の薄

▼木道を歩き終わると出口に到達。

規模は小さいですが富士山では貴重な湿地。

湿原の出口

▼元に戻る木道でトンボを見かけ、かなり近づいて撮影、赤いので赤とんぼ?

脇を通り過ぎる迄逃げませんでした。

トンボ

▼田貫湖は人造湖でした。

堰堤が在るのが納得。

今は自然の中に融け込んでいました。

人造湖 田貫湖の堰堤
田貫湖

元々は狸沼あるいは田貫沼と呼ばれていた小さな沼地だった。

1923年に発生した関東大震災の影響で周辺の水の供給を賄っていた芝川の水量が減少したことから、農業用水を確保するために1935年(昭和10年)から狸沼に堤防を建設し始め、沼を人工的に拡張した。

これにより706,000m3の貯水ができる人造湖となった。

▼バス待ちの間 道路に接した大学寮内のメタセコイアの木が午後に陽に照らされて素晴らしい紅葉。

道路脇のメタセコイア

植生

湿原は東・中・西の3つに分かれており、アサマフウロなど約60種の植物、70種余りのチョウ、20種余りのトンボ、カエルなどが生息し、野鳥もみられる。

また、田貫湖周辺では、豊かな里地里山生態系のシンボルであるオオタカの生息も確認されている。

湿原中央を通る木道から、四季折々の湿性植物や動物を観察することができます。

湿原内の植物は、アサマフウロ、カサスゲ、ノハナショウブ、モウセンゴケなど63種が確認されています。                                                                                        

トンボは、アオイトトンボ、コサナエなど29種が確認されており、このほか蝶や両性類などの湿原特有の動植物が多数生息しています。

まとめ

歩き終わって感想富士山の雄大さ、田貫湖の広さに較べて小田貫湿原がもう少し規模が大きければ思う事しきり。

富士山の年代地質から推察すると湿地があるのは貴重な事。泥炭層が形成されたか否か、文献などを調べたいと思っています。

富士山、田貫湖を一体にして休暇村で前泊して翌日 長者ケ岳、本栖湖方面に廻れば充実した登山と自然散策になるかともいます。

引用文献

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